ポール・ニコラ【D'argental】　花文花器

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ガレの門弟ポール・二コラによる作品です。

Detail

ポール・二コラの被せガラスによる花器です。

大変美しい見事な作品です。
ポール・二コラはエミール・ガレの下で働いていただけあり、デザイン性も高く高品質です。
実際にサン・ルイと制作契約、ドーム兄弟とアマルリック・ワルターと制作協力をしています。ガレが最も信頼した人物の一人であったこともあり、当時のガラス工芸界においてもポール・二コラの名は多くのガラス工芸家の信頼を得ていました。日本での評価はまだまだですが、フランスではガレ、ドームに匹敵する評価を得ています。

ポール・二コラが"D'argental"（ダルジェンタル）の銘を使用していたのは1919年から1925年です。当時は二コラ以外にも元ガレの技術者が一緒に働いていた時期であり、非常に高品質のガラスを制作していました。

【ポール・二コラ / Paul Nicolas】
ナンシー美術学校を卒業したのち1893年よりガレの下で働く。デザインや造形、エナメル装飾技術などを学び、ガレにとって最も重要な人物の一人となっていった。ガレの死後も工房で働いたが、1914年第一次世界大戦に兵隊として召集された。1919年、ガレの下で働いていた技術者とともにアトリエを設立。1923年にサン・ルイと契約、ガラスの提供を受け制作をした。このころの作品には"D'argental"（銀の谷の意）という銘を使用した。1939年第二次世界大戦が勃発すると、サン・ルイはドイツ占領下におかれ製造できなくなった。しかし第二次世界大戦も終戦へと向かう頃、今度はドームと契約し、ガラスの提供を受けた。1952年死去。ガレが最も信頼した人物の一人であるだけに、技術の高い被せガラスを制作した。1937年パリ万博で金賞を受賞するなど様々な賞を受賞している。

年代　：　1919年～1925年

サイン：　D'argental

状態　：　良好（経年の小傷あり）

サイズ：　高さ　20㎝

0円(税込)

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