オールドバカラのワイングラスです。
タイユグラヴィール装飾を施した美しいデザインのグラスです。製品ナンバーは、Forme6815(形状)、taillegravure6295(装飾)です。バカラでも複雑な技術が使われた凝ったデザインで、コート・ヴェニシエンヌと呼ばれる揺らぎをつくり、ステムは中空になっています。。底上げの同様の形状自体は19世紀末から流行したスタイル(古ガラスのリバイバル)で、他の工房でも作られています。タイユグラヴィール(エングレーヴィング)は曲線的です。
ワイン(当時のボルドー相当)サイズのグラスです。
1936年以前の製品のため本体にバカラのマークはございません。
1908年,1916年バカラ公式カタログ掲載。
【バカラ / BACCARAT】
フランスを代表するクリスタルガラスメーカーで、世界的な人気を現在も誇る。 1763年、フランス国王ルイ十五世はロレーヌ地方にガラス工場を設立する許可を与えられたのが始まりである。当初は設立者の名前から「ルノー・ガラス工場」という名称だったが、3年後に「バカラ・ガラス工場」と改名された。その後は買収や倒産などを繰り返すものの工場は続き、次第に発展していった。1855年のパリ万国博覧会では金賞、1867年の同博覧会ではグランプリを獲得するなどその地位を確立していった。バカラはパリ商法登録商標の第一号を1860年に取得している。バカラの作品はフランス国王を始め、世界の皇帝や皇室などに愛された。現在でもその人気は衰えることなく続いている。
年代/PERIOD | 1900年初頭 |
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刻印 /MARK | なし |
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状態/CONDITION | 良好 |
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サイズ/SIZE | 高さ 10.2cm |
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※状態についてはコンディション(商品状態)についてをご覧ください。
バカラのグラヴィール装飾のグラス。通常のカットやエッチングのものより、高度な技術が使われたグラスです。同じような装飾で形状違いのものもございます。
ステムは中空となっています。コート・ヴェニシエンヌ、タイユグラヴィールとオールドバカラの様々な良さを凝縮したグラスです。