【商談中】
アール・デコのガラス工芸家ルネ・ラリックの作品です。
1910年頃にデザインされた"Cigalia"(セミ)というロジェ・ガレ(Roger & Gallet)のミニチュア香水瓶です。
ロジェ・ガレの代表的な香水瓶であり、ラリックの香水瓶でも人気の高い作品です。
四隅にセミがデザインされ、セミの羽根が華麗な模様になっています。パチネ装飾も見事です。
サンプル用のミニチュアサイズで、流通量の少ない香水瓶です。
この作品は旧版のレゾネ(Marcilhacによるカタログ)で1924年デザインと誤って掲載されていたため、日本の展覧会などでも1924年デザインと誤ったまま紹介されておりましたが、2011年版のレゾネでは1910年デザインに修正されています(香水瓶としての販売は翌年1911年から)。
ルネ・ラリックオリジナル(R.LALIQUE期)の作品です(後世の作品ではございません)。このボトルにはもともとラリックのサインは入りません。
オリジナルのストッパーです(ミニチュアはコルク製です)。
『R. LALIQUE CATALOGUE RAISONNE DE L'OEVRE DE VERRE』掲載(ROGEGR & GALLET - 2、P.946)。
『Roger&Gallet, maison de parfum a Paris depuis 1862』掲載(P.38)
【ルネ・ラリック /Rene Lalique】
ルネ・ラリック(1860〜1945)はアール・デコを代表する芸術家である。とはいえ、初期のころはアール・ヌーヴォー様式の優れたジュエリーを制作した。洗練されたデザインと優れた技術によるジュエリーはラリックの名声を高めた。その後香水商のコティと出会ったことによりガラス工芸への道へと歩み、ラリックのデザインした香水瓶は人気を博しました。1925年のアール・デコ博でもガラスの噴水など多大な作品を披露し、その人気は高まる一方であった。ガラス製品ではオパールセント・ガラスやパチネ装飾などを得意とし、アール・デコ様式の優れた工芸品を作成した。ラリックの会社は現在でも続いている。
年代 | 1910年〜 |
---|
刻印 | なし |
---|
状態 | 良好 |
---|
サイズ | 高さ 7cm(ストッパー含む) |
---|
※状態についてはコンディション(商品状態)についてをご覧ください。