セーヴル レース&薔薇文カップ&ソーサー 1851年

385,000円(税込)

商品説明

フランス最高峰の磁器工房であるセーヴル窯(sevres、セーブル)のカップ&ソーサー。

テープレースを金彩で表現した、19世紀半ばのセーヴルを代表するデザインの1つです。金彩の上から薔薇のガーランドが描かれています。これは恐らくレースの花模様部分を色絵付けという形で表現したものと考えられます。フランスはヴァランシエンヌやアランソンレースといったこのような金彩デザインに類似したレースがもともとございました。

素地はエッグシェルの極薄に作られており、細部まで精巧に作られています。絵付けのクォリティも非常に高く、セーヴルらしさを存分に発揮したお品となっております。

硬質磁器製。

【セーヴル / Sevres】
1738年、デュボワ兄弟によりヴァンサンヌ窯が開かれる。これがセーヴル窯の前身である。1745年には「ザクセンと日本風」磁器製造の独占権を得る。1756年にポンパドール夫人の庇護の下、セーヴルへと移転した。もともとはマイセンを参考にしたが、一流の技術者たちにより瞬く間にヨーロッパでも随一の磁器ブランドとなった。ラピスラズリの色合いを再現した独特なブルーの色合いは他の追随を許さないほど美しいものである。18世紀のころは軟質磁器がほとんどであったが、1769年、リモージュにてカオリン発見、硬質磁器の製造に成功し、次第に硬質磁器へと移行された。ブロンニャールの時代には帝政様式の特に優れた製品を遺した。現在でも国家のために優れた作品を製造している。



年代/PERIOD焼成:1850年 装飾:1851年
刻印 /MARKあり、装飾サイン、絵付師サイン、陰刻あり
状態/CONDITION良好
サイズ/SIZEカップ直径6.5cm 高さ6.3cm ソーサー 直径11.9cm

その他の詳細情報

販売価格 385,000円(税込)