フランス最高峰の磁器工房であるセーヴル窯(sevres、セーブル)のカップ&ソーサー。
テープレースを金彩で表現した、19世紀半ばのセーヴルを代表するデザインの1つです。金彩の上から薔薇のガーランドが描かれています。これは恐らくレースの花模様部分を色絵付けという形で表現したものと考えられます。フランスはヴァランシエンヌやアランソンレースといったこのような金彩デザインに類似したレースがもともとございました。
素地はエッグシェルの極薄に作られており、細部まで精巧に作られています。絵付けのクォリティも非常に高く、セーヴルらしさを存分に発揮したお品となっております。
硬質磁器製。
年代/PERIOD | 焼成:1850年 装飾:1851年 |
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刻印 /MARK | あり、装飾サイン、絵付師サイン、陰刻あり |
状態/CONDITION | 良好 |
サイズ/SIZE | カップ直径6.5cm 高さ6.3cm ソーサー 直径11.9cm |