【御売約】
1700年代初頭のグラス。
バロック時代、ボヘミアで製造されたお品です。
形状は典型的なこの時代のもので、ステムには金と赤のツイストガラスが用いられ、ボウルは面取りカット、そしてバロックの特徴的な迫力と緊張のある素晴らしいエングレーヴィングが施されたお品です。
上部には古ドイツ語で文字が彫られており、解読すると以下のようになります。
「Soss: Es gehe wohl dem der dm us trinken」とあり。日本語訳すると「もしそうなら、飲まなければならない人は順調である」(飲む人は順調であるという表現)となるかと思います。
ステムの赤と金のツイストはミヒャエル・ミュラーからボヘミアに伝わったとされています。
独特なカットとエングレーヴィング、バランスの取れた形状、バロック時代のもつ雰囲気が良く出たグラスです。
参考文献 Bibliography
『GLAS 1500-HEUTE』(Michael Kovachek、1993年)
『古都に咲いた華 ボヘミアン・グラス600年の輝き』(日本テレビ放送網、1994年)
年代/PERIOD | 1720年代頃 |
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刻印 /MARK | なし |
状態/CONDITION | 良好 |
サイズ/SIZE | 高さ 17.8cm |
※状態についてはコンディション(商品状態)についてをご覧ください。