19世紀に活躍したフランス人気女流作家ジョルジュ・サンド(George Sand)の手紙です。
甥っ子(おそらく異母兄弟イポリット・シャティロンの子孫) に宛てた手紙です。
内容以下になります(意訳で、多少読み取れない部分や誤読あると思いますので、大略としてお考え下さい)。
「親愛なる子よ、私はあなたの手紙を受け取りました、そして私は心からあなたに共感しています。あなたはきっとよく働いているし、その幸せをお母さんと私に与えたいと思っていると思います。もうすっかり慣れているはずですし、次の手紙でそう教えてもらえると思います。あなたは善良で勇敢な男の子です。少し意志が弱いことを除けば恐れるに足りません。しかし、多くの環境があなたに適しています。今の環境が良くなり、より良い指導を与えてくれるところなので、あなたは時間をかけ乗り越えて、人生の唯一の正しい道を進みたいと思うでしょう。それが義務であり仕事です。報酬はあなたのものであり、コーヒーポットの中身にもなるでしょうし、あなたの大きな報酬はあなたの周りに良い影響を与えます。これが最後ではありません。あなたは私の中にいます。私の愛するあなたやあなたの兄弟についてお知らせを待っています。あなたと同じく、心を込めて。
あなたのおばより S
ノアン 1859年9月1日 」
という内容で、甥っ子の仕事についての激励のような内容となっています。ノアンはジョルジュ・サンドの家がある場所です。
ジョルジュ・サンドの手紙には紙自体に「GS」のエンボスが押されます。この手紙にもその文字が刻印されています(後世の方が赤鉛筆で丸をつけています)。
ジョルジュ・サンドは作家としても有名ですが、日本ではそれ以上に作曲家ショパンの恋人として非常に有名です。ショパンとサンドの生活の中から多くの名曲が生まれています。こちらの手紙はショパン死後で、1859年の手紙です。
額等は付属しませんが、希望あればアクリルフレームはお付けできます。
※フランス古書鑑定家Elvire POULAIN-MARQUIS氏の目を通したお品です。
年代/PERIOD | 1859年 |
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刻印 /MARK | GS |
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状態/CONDITION | おおむね良好(端にテープあり、また書いて乾く前に折りたたんだ跡がみえます) |
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サイズ/SIZE | 高さ 20.8cm 横幅13.1cm |
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※状態についてはコンディション(商品状態)についてをご覧ください。