ボヘミア18世紀前半のゴールドサンドイッチガラス(Zwischengold glas)。
ボヘミア・ガラスの歴史の中でも特異な技術で製造された技法で、金彩による絵をガラスとガラスで挟みこむという非常に難しい技術を駆使しして製造されています。そのため当時では絵の色が落ちることがありません(融着ではないので、経年劣化します)。金彩の絵は非常に繊細で、ボヘミアの技術の高さを得ています。絵は定番の狩猟文。縁は金・銀彩の装飾で、底には赤く彩色されています。
18世紀オリジナルの作品で、後世のリバイバルではございません。流通量の少ないグラスです。
参考文献 Bibliography
『GLAS 1500-HEUTE』(Michael Kovachek、1993年)
『古都に咲いた華 ボヘミアン・グラス600年の輝き』(日本テレビ放送網、1994年)
年代/PERIOD | 1730年代〜1750年代頃 |
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刻印 /MARK | なし |
状態/CONDITION | 底に傷あり |
サイズ/SIZE | 高さ 9cm 直径7.7cm |
※状態についてはコンディション(商品状態)についてをご覧ください。