フランス最高峰の磁器工房であるセーヴル窯(sevres、セーブル)の18世紀カップ&ソーサー。
セーヴルでは5番目の大きさといわれる、ミニチュアサイズのカップ&ソーサー。
ポルカドット柄の金彩が特徴的で、縁にはスクロール文様が施されています。この装飾パターンは、1995年の英国のアンティークに関する番組『The Great Antiques Hunt』にてポリニャック公爵夫妻(ポリニャック夫人は絶世の美女で、マリー・アントワネットの寵臣であった)が注文したモデル(また類例としてプロヴァンス伯爵の注文)であることがわかっております(ただ、このカップがその注文品の一部かは不明)。
シンプルな装飾ですが、このようなドット柄はイギリスやドイツの窯で真似されており、そのデザインの影響力にも注目されるお品です。
硬質磁器製。
金彩装飾師はWeydingerによる品で、Weydingerは一族でセーヴルの金彩師をしており、その誰かは分かっておりません。ただ、このドット柄はWeydingerの得意とする作品です。また、Weydingerの金彩装飾のみのパターンはデイトコードがつかないことが多く、こちらもデイトコードはございません。カップとソーサーで違う描き方の装飾サインですがいずれもWeydingerのサインです)
※真正のセーヴルです。
年代/PERIOD | 1780年前後頃 |
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刻印 /MARK | あり、装飾師サインあり、陰刻 |
状態/CONDITION | 良好(金彩スレ多少あり) |
サイズ/SIZE | カップ高さ 3.5cm 直径 4cm ソーサー直径 高さ 8.5cm |