商品説明
フランス最高峰の磁器工房であるセーヴル窯(sevres、セーブル)による7月王政期の王ルイ・フィリップのサービス、「Service des Princes」よりプレート。
シンプルで薄手のデザインのお皿で、少し深みがあり、中央にはルイ・フィリップのモノグラムがデザインされた、バター皿です。シンプルですが上品なお皿です。
実際にお城で使用されていたお品で、1つはテュイルリー宮殿、もう1つはサン・クルー城にて使用されていたお品です。中でもバター皿は珍しいお品です。
2枚セットです。
参考文献 / Bibliography
・ヴェルサイユ宮殿に同品所蔵(Nº d'inventaire: V.2020.7)。
【セーヴル / Sevres】
1738年、デュボワ兄弟によりヴァンサンヌ窯が開かれる。これがセーヴル窯の前身である。1745年には「ザクセンと日本風」磁器製造の独占権を得る。1756年にポンパドール夫人の庇護の下、セーヴルへと移転した。もともとはマイセンを参考にしたが、一流の技術者たちにより瞬く間にヨーロッパでも随一の磁器ブランドとなった。ラピスラズリの色合いを再現した独特なブルーの色合いは他の追随を許さないほど美しいものである。18世紀のころは軟質磁器がほとんどであったが、1769年、リモージュにてカオリン発見、硬質磁器の製造に成功し、次第に硬質磁器へと移行された。ブロンニャールの時代には帝政様式の特に優れた製品を遺した。現在でも国家のために優れた作品を製造している。
年代/PERIOD | 1847年(焼成、絵付け共に) |
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刻印 /MARK | 窯印、インサイズドマーク、シャトー印 |
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状態/CONDITION | 良好(1枚は高台に傷がございます)
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サイズ/SIZE | 直径12.6cm |
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