フランス、ガレ(Établissements Gallé)の花瓶です。
被せガラスとエッチングによりシダがデザインされた小花瓶です。緑色の濃淡による表現が基本ですが、この花瓶の特徴は内側に薄くオパールセントガラスが部分的に流し込まれているところにあります。そのため、光の当て方により淡いホワイトブルーに光ったり、オレンジ色に光ったり、光の当たり方によって様々な表情を見せるグラデーションの美しい色合いをしたお品です。
シダは通常半日陰や日陰が生育環境ですが、まるでそれを表現するかのように、光を当てると、部分的に光があたるかのように木漏れ日感のある絶妙な色合いの表現です。
1908年から1910年代頃のお品で、この時代の作品は色合いの主張が激しくなく、実際に花瓶として使用するにもとてもお薦めなお品です。
※画像は光をあてて撮影をしております。オレンジ色やホワイトブルーの色合いは光を当てることによって生まれます(昼光色の光でホワイトブルー強めに出ます)。あくまでも作品としての色合いは緑です。
年代/PERIOD | 1908年〜1920年頃 |
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刻印 /MARK | galle |
状態/CONDITION | 良好 |
サイズ/SIZE | 高さ 9.2cm |