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フランス、ヨーロッパ磁器最高峰の窯セーヴル(Sèvres、セーブル)のビスク人形。
「LA LECON A L'AMOUR」(エロス(愛)へのレッスン)と名付けらた人形です。
ルイ=シモン・ボワゾ(Louis-Simon Boizot、1743年~1809年)によってデザインされ、初作は1794年に作られました。悪戯をし、人々を混乱させるエロス(Amour、キューピッド)に対し、教えを説くアフロディーテ(ヴィーナス)の姿がデザインされています。エロスの表情がとてもよく、アフロディーテの姿もとても優雅で、セーヴルらしい表現力に豊かな作品です。
この作品の造形を担当したのはEmile-Maourice Roucheretで1901年から1941年までセーヴルで造形師・修復師として活動していました。
セーヴルのビスク(釉薬をかけない磁器)は1752年からと、初期のころから制作していました。特に18世紀においてはルイ15世やルイ16世の外交上の贈り物として採用されていました。1380度と高温で焼くことにより、大理石に近い外観となります。ボワゾは18世紀セーブルのビスク人形を多くいデザインし、発展させた人物です。
年代/PERIOD | 1913年 |
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刻印 /MARK | 1913年Dure Nouvelleの素地を使用した窯印あり、造形師サイン(ER)あり |
状態/CONDITION | 良好(ただしアフロディーテの左足内側に窯割れ(焼成時にできる窯傷)あり)、欠け・修復はありません。 |
サイズ/SIZE | 高さ 20cm 横幅 15cm 奥行 10cm |