アンティーク・バカラのデザート用プレート。
正式名称はAssiette a dessert 11365(形状)、Taille 12123(装飾)のお皿(注文番号508)。ドリンキンググラスではジュイーニュ(Juigne)としても知られているパターンのモデルです。オレンジの被せガラスを使用した色合いで、特徴的なカットが施されています。縁も輪花型に細かくカットされた美しいデザインです。
6枚セットです。アンティークのバカラは個体差があるため、カットの具合やガラスの厚さが1つ1つ若干の違いがありますが、同じモデルです(色の若干の違いはガラスの厚さの違いからきます)。
【バカラ / BACCARAT】
フランスを代表するクリスタルガラスメーカーで、世界的な人気を現在も誇る。 1763年、フランス国王ルイ十五世はロレーヌ地方にガラス工場を設立する許可を与えられたのが始まりである。当初は設立者の名前から「ルノー・ガラス工場」という名称だったが、3年後に「バカラ・ガラス工場」と改名された。その後は買収や倒産などを繰り返すものの工場は続き、次第に発展していった。1855年のパリ万国博覧会では金賞、1867年の同博覧会ではグランプリを獲得するなどその地位を確立していった。バカラはパリ商法登録商標の第一号を1860年に取得している。バカラの作品はフランス国王を始め、世界の皇帝や皇室などに愛された。現在でもその人気は衰えることなく続いている。
参考文献&来歴 / Bibliography & Provenance
バカラ公式1916年カタログ掲載。
年代/PERIOD | 1910年代〜1936年 |
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刻印 /MARK | なし(1936年以前のため) |
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状態/CONDITION | 良好(わずかなあたり傷はいくつかございます) |
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サイズ/SIZE | 直径 15.5cm 高さ 3cm |
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※状態についてはコンディション(商品状態)についてをご覧ください。
オールドバカラのデザート用プレート。デザートプレート自体、数は少ないですが、その中でも被せガラスのお品。
1916年のカタログ掲載品。ジュイーニュのモデルです。