1700年代前半のグラス。
美しいエングレーヴィング装飾によるグラス。ボヘミア(もしくはドイツ)で製造されたもので、バロック様式荘厳なデザインです。典型的なデザインであるものの、全体にエングレーヴィング装飾された見事な装飾で、直線と曲線を織り交ぜたバロックの独特な文様に、キューピッドがデザインされています。
当時、ガラスは結婚などの意味合いを持たせることが非常に多く、このグラスのキューピッドは「愛」の寓意としてデザインされていると考えられます。
ステムは中空になっており、フットにもエングレーヴィングが施されています。
年代/PERIOD | 1720年代〜1740年代頃 |
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刻印 /MARK | - |
状態/CONDITION | 良好 Good |
サイズ/SIZE | 高さ 21cm |