オールドバカラのグラス。
正式名称はForme 55 jambe taillee(形状)、Taille jeux d'orgue de biseaux(装飾)のアンティーク・バカラです(1893年のカタログではForme gondole jambe prisme a boule 1/2 mince, taille jeux d'orgues de facettes. No.55 Rectifie)。ボウル部分はリシュリューのようなデザインですが、リシュリューより複雑なカットです。そして複雑で力強さを感じさせるデザインのステムが特徴的なデザインので、こちらもカットの装飾が入れられております。
アンティークのバカラとしては非常に重厚感があるデザインで、流通量の少ないモデルです。
シャンパン用クープグラスです。デザートやスープ等にも応用できる形状です。
1907年、1916年バカラ公式カタログ掲載品。
在庫8客ございます(単品での販売)。
【バカラ / BACCARAT】
フランスを代表するクリスタルガラスメーカーで、世界的な人気を現在も誇る。 1763年、フランス国王ルイ十五世はロレーヌ地方にガラス工場を設立する許可を与えられたのが始まりである。当初は設立者の名前から「ルノー・ガラス工場」という名称だったが、3年後に「バカラ・ガラス工場」と改名された。その後は買収や倒産などを繰り返すものの工場は続き、次第に発展していった。1855年のパリ万国博覧会では金賞、1867年の同博覧会ではグランプリを獲得するなどその地位を確立していった。バカラはパリ商法登録商標の第一号を1860年に取得している。バカラの作品はフランス国王を始め、世界の皇帝や皇室などに愛された。現在でもその人気は衰えることなく続いている。
年代/PERIOD | 19世紀末〜20世紀初頭 |
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刻印 /MARK | なし(1936年以前のため) |
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状態/CONDITION | 良好 |
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サイズ/SIZE | 高さ 10.5cm 直径 9.5cm |
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※状態についてはコンディション(商品状態)についてをご覧ください。
オールドバカラのグラス。重厚感があり、ステムの形状が特徴的なグラス。
1893年,1907年のカタログに掲載されております。シャンパン用のクープグラスです。