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フランス国王ルイ15世の書状(公文書)です。
羊皮紙に書かれた形式的な書状で、「Louis par la grace de Dieu Roy de France et de Navarre」(神の恩寵いよりフランスおよびナバラの王であるルイ)と書かれており、これは多少を形を変えながらも何百年も続く公文書の文頭に使われる言葉です(ナポレオン3世まで)。
内容は恐らく招待状ではないかと思われます(古フランス語で完全な解読はできておりません)。
文末に年号が書かれるのが通例で、こちらの書状では「mille cent trente et un」(1731年)の文字とヴェルサイユ宮殿で書かれた旨が書かれています。
公文書の場合、王自らが書くことはなく、書記官(secrétaire、日本でいうところの右筆)が書くのが通例ですので、こちらも書記官によって書かれたものであると考えられます。署名は王のルイ15世と副署でもう1人の署名がありますが、こちらも特定はできません。
右下に切り取られている部分がありますが、これは本来はルイ15世のシールが添付されているのですが、それは非常に価値が高いため、大抵はこのように切り取られてしまっています。
サザビーズ・オークション出品歴有りです(出品年は不明)。
年代 | 1731年 |
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刻印 | - |
状態 | 良好 |
サイズ | 横幅 47.5cm 高さ 14.5cm |
※状態についてはコンディション(商品状態)についてをご覧ください。
ルイ15世の書状。公文書の場合、形式がある程度決められています。羊皮紙に綺麗な文字で書かれています。
「Louis」の署名。これはルイ15世もルイ16世も同じです。
かなり前と推察されますが、サザビーズ出品歴があります。