ボヘミアンガラスのタンブラーです。
ビーダ―マイヤーの時代に流行した、ガラスビーズ装飾を施したタンブラーです。
当時、ボヘミアではビーズ産業が発展し、優れたビーズ製品が多く製造され、それをタンブラーの装飾として応用した非常に珍しいお品です。
完成したビーズのバンドを巻いているわけではなく、タンブラーの上でビーズを巻いて製造されます。
ビーズにはガラスだけでなく、当時のジュエリーなどにも使用されていた小さな鉄も使用されています。
上部には非常に細やかなカット装飾が施されています。
このガラスは特に光を内側に入れると非常に美しく輝きます。それぞれのビーズが光を通し、幻想的に輝きます。
流通が少ない貴重なお品です。
プラハ国立美術工芸博物館(チェコ)、コーニング・ガラス美術館(アメリカ)同種品所蔵。
『チェコガラスの美300年』P.113・P.114に同種品掲載。
※コーニング・ガラス美術館所蔵品のHPへ
年代 | 1820年代〜1840年代 |
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刻印 | なし |
状態 | 上部にビーズのほつれあり、また口部分に僅かな当たり傷あり(水にぬらすと劣化しますので、食器としてのご使用は避けてください) |
サイズ | 高さ 10.8cm 直径 7.3cm |
※状態についてはコンディション(商品状態)についてをご覧ください。