ドイツのガラス工房ヨゼフィーネンヒュッテ(Josephinenhutte)の製品カタログです。
ボヘミアガラスの流れを汲むドイツの大規模のガラス工房の一つです。
ヨゼフィーネンヒュッテは基本的に製品にサインが入れられなかったため、特定が難しく、日本ではほとんど知名度がありません。しかし実際にはボヘミアンガラスとしてある程度流通しています。
日本ではある程度知られているフリッツ・ヘッケルト(Fritz Heckert)と統合したガラス工房といったほうがわかりやすいかもしれません。
こちらはその製品カタログで、1925年より名乗っている「Josephinenhutte A.G.」の会社名となっているため、1925年以後のカタログとなります(おそらく1920年代)。フリッツ・ヘッケルトの作品も少し掲載されています。
ガラス工芸品は最初の数ページに掲載されていますが、ほとんどは主製品であるカットガラスによる製品が掲載されています。
【ヨゼフィーネンヒュッテ / Josephinenhutte】
1842年にシュレジエンの貴族であるシャフゴッチュ家によりシュライバーハウ(Schreiberhau、当時プロイセン領、現ポーランド)にて設立。ガラス工芸家のフランツ・ポールを工場長とし、1844年に既存のカールスタールヒュッテと統合、1873年ウィーン万博、1900年パリ万博にて金賞を受賞。1923年にピーターズドルフ(Petersdorf)のフリッツ・ヘッケルト(Fritz Heckert)とNeumann & Staebeと統合し、共同体「JO-HE-KY」となる。1925年にJosephinenhutte A.G.となる。第二次世界大戦後、もともとの工房があったポーランドと、ドイツへと移ったシャフゴッチュ家によりそれぞれにて活動されたが、双方はヨゼフィーネンヒュッテの名称使用でもめ、1958年に訴訟によりポーランドではユリア・ガラスヒュッテとせざるをえなくなった。2007年にポーランドの工場は閉鎖。ドイツの工場は1963年ビレロイ&ボッホに売却、1983年工場閉鎖となった。
ジャンル | ガラス製品(食器、花瓶など) |
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年代 | 1920年代(1925年〜) |
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カラー | ガラス工芸品ページのみカラー |
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ページ数 | 137ページ |
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言語 | ドイツ語 |
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ファイル形式 | PDF(29MB) |
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